「ワルテッグ描画テスト」「解釈」というキーワードでたくさんの検索があるので、今回は「描画テスト」の解釈についてご説明します
「ワルテッグ描画テスト」の基本の解釈は以下の5項目です。
1.刺激図が取り込まれているか
2.刺激図の性質に応じているか
3.各枠のテーマに反応しているか
4.絵の分類
5.筆跡の分析
今回は、描かれた絵の向きや、場所によって意味が大きく違ってくる例を紹介しましょう。
さて、以下の①~③の「いもむし」君。
あなたはどれが一番気になりますか
①は枠の左下にいて、右上を見ています。
②は枠の中央の上側にいて、右上を見ています。
③は枠の右下にいて、左上を見ています。
この3つの解釈がどのように違うかと言うと、
①はやや「心」が引きこもりの状態なんです。
あーでもないこーでもない...と頭でばっか考えて行動に移せない時です。
他の人とか外とか色々興味はあるんだけど、いまいちめんどくさっ。
誘ってくれたら行ってもいいけど~...
な~んて時に描かれる絵です。
②は①とは逆に、他人のことや先のことばっかりが気になって、地に足がついてない状態の時です。
「まあ、落ち着け。人のことより自分、先のことより今!」
と、子供の頃だったら親に言われそうな状態です。
③は客観的に自分自身に向き合っている状態です。
カッコよく言うと、第三者の目で冷静に自分を振り返っている...
状態なんですね。
この仕組みがわかっちゃうと、今度自分が絵を描くときに意識しちゃいそうですが、そこが投影法描画テストの面白いところ
自分の気持ちに合わないことは描けないんです。
仮に描いたとしてもいや~~な気分になっちゃうんですね。
もちろん、時間が経って違う状態になれば絵は変わるのご安心
興味がある方、是非お試しあれ!