「1シーン描画テスト」の説明は、前回のこちらを参照していただくとして、今回は具体例をご紹介いたします。
無意識には、より意識に近い層、中間層、最も深い層があるとされており、「ワルテッグ描画テスト」は、意識に近い層が対応します。
「1シーン描画テスト」も、この意識に近い層だと思っていたのですが、人によってはより深い層が反応するケースもあります。
こちらの方は、この「深い層」が出てきたケースです。
この方のテーマは、
「ストレスがひどくて会社を退職しました。
2週間ほどゆっくりしたのそろそろ就職活動を始めようと思うのですが、 なかなかやる気がでません。」
というもので、このテーマが解決するとどうなりますか?には、
「新しい就職先で気持ち良く仕事ができる。」
そして、以下の絵を描かれました。
テーマとは関係ないけれど、ここ数ヶ月、なにかにつけてこのイメージが頭に浮かぶのだそうです。
左側にいる大人と、中央の子供はどなたですか?
と質問してみると、
「左側の大人も真ん中の子供も両方とも私です。」
と言う答えが返ってきました。
この絵に描かれている太陽は夕日で、1/3が湖(海ではないそうです)に沈んだ状態です。そして太陽の形が丸ではなくちょっと四角っぽいです。
また空と湖のエリアより陸のエリアが広く描かれています。
詳細はこちらではお伝えできませんが、このような要素を描かれた場合は心が疲れていて休息を求めている場合が多いんです。
また、中央に描かれている子供が自分自身ということで、現在は、この方の「子供の心」が現実に対応していることも見受けられます。
このことをお伝えする前に、ご自分から
「この絵を描いてみたら、なんだかまだ休んでいていいような気がします。」
と言われました。
自分で描かれた絵から答えを受け取られたようでした。
そこで、少しだけ絵の解釈を説明すると、
「気持ちは焦っても体は『まだ』って言ってますね。もう、気が済むまでゆっくりしてみます。」
ということでご自分から出された答えに納得された様子でした。
そして、2週間後、元気に就活を開始されたそうです。
また、絵を描いた直後から、何カ月も頭に浮かんでいたこのシーンが浮かばなくなったそうです。
なぜか事あるごとに浮かんでくるシーンがある場合は、自分自身からのメッセージの時があります。
是非、1シーンテストを体験してみてください!