アートでふれる、うつの心と軌跡展
少し前の7/10に渋谷ヒカリエホールで開催されていた、
と、講演会に行ってきました。
これは、オーストラリアのメルボルンにあるダックス・センターが所蔵するコレクションの一部が展示されたものです。
うつ病の方が回復するまたは、残念ながら亡くなってしまった心の軌跡を絵を通して触れることができたなかなか貴重な展示会でした。
「うつの心」とタイトルにはありますが、今回展示されていたものは、うつ病の方以外に、親からネグレクトされたの子ども、ホロコースト体験を持つ両親の子孫など、7人の方の31作品が展示されていました。
講演会は、ダックスセンター倫理委員会会長、メルボルン大学精神医学名誉教授のシドニー・ブロック氏によって行われ、おもに31作品の作者の背景を説明されました。
感想は一言で言ってしまうと、どの作品もいい意味で
何とパワフルなんだ
そのパワーが自分自身の内側に向かっているわけです。
つらいよな~。
私はアート自体は全く分からないし、アートセラピーも専門ではありませんが、カウンセリングの流れで数回絵を用いたことがあります。
絵を描くのが好きな方限定なのですが、滞っていたものが動き出すことが多いんです。
人はあらゆるシチュエーションにおいてINPUTとOUTPUTのバランスが崩れると苦しくなるんじゃないかと思います。
「アート」はINPUTにもOUTPUTにもなりえるので、そのバランスを整えてくれるのではないかと個人的には思っています。
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