昨日に引き続き、毎度恒例、勝手に 、
JUICYPOP BOOKS 2013
第1位は、迷いなくこれ
【第1位】 心の科学 戻ってきたハープ
科学者である著者が、娘のハープが盗難されダウジング(水脈を2本の棒で見つけるやつです)で発見されたことをきっかけに、超能力やヒーリングなど科学的でないことがらを検証していくというものです。
実際にサイキックと言われる人達に取材していて、有名どころはで日本のTV番組にもよく出ているジョー・マクモニールも出ています。
興味深かった点がいくつもあるのですが、その中でも以下の2点は特に印象的でした。
一つは、ヒーラーとかサイキックという人が力を実行している際にNMRIを取った結果、力を発揮している間、脳の一部が全く機能していなかったという点です。
何かのスイッチをオフにすることにより何かのスイッチがオンになる。当たり前のことですが、体調が悪いときなどにこれと似たようなことがあるなと思いました。健康な時は色んなスイッチがオンになっているので気づかないのですが、体調が悪いときは匂いや気配など普段気づかないようなものに気づいたりします。
2つめは、「祈り」というものの効果です。
以前実験で、病気の人達に対して「治るように祈ってもらうグループ」と「なにもしないグループ」に分けたところ「治ってもらうように祈ってもらう」グループのほうが圧倒的に治癒率が高かったという結果があるのですが、病気だと何をもって治癒とするとか先天的なものがあるとか複数の病気が絡んでいるといった色んな要因が絡んで信憑性にかけるということでテーマを「妊娠」にして再実験をしています。テーマが「妊娠」だと、妊娠「する」か「しない」の1か0という結果しかないからです。その結果やはり「祈ってもらった」グループが圧倒的に妊娠した率が多かったそうです。
昨年末にキムタク主演の「安堂ロイド」というドラマの「人の思いは物理的である」という内容とかなり近いものを勝手に思ってしまいました。
他にも心理関係の方にはおなじみのゲシュタルト心理学やNLPも出てきます。
現実は小説より奇なりと言いますが、「スピリチュアル的なもの vs 科学」に客観的に取り組んだ読み物としても面白い本でした。
昨年初っ端にキム・エドワーズの『メモリーキーパーの娘』を読んじゃったがために、ここ数年我慢していた翻訳モノの長編小説に火がついてしまいました。
で、こちらでもご紹介した『大聖堂』
これを読んだ後に、『大聖堂-果てしなき世界』という続編も読み、昨年の3月、4月の2ヶ月はどっぷり大聖堂の世界に浸っておりましたぜ。
第3位は、候補が3つあるのですがこれにします。
「引き寄せの法則」と言われるものが数年前から流行っています。
色んな切り口で似たような本が出てますが、大まかに「無意識」と絡めているものと、「神様」や宇宙のような何だか分からないけど大いなる力系に絡めるているものに分かれます。
この「The ANSER」はどちらかというと「無意識」系なんですが、これに脳科学系がプラスされていてなかなか説得力のある内容となっています。
個人的にこの手のテーマを一昨年前から調べていて、正直どーも眉唾ものだったのですが、この本でやっと落ち着きました。
昨年後半から、資格更新のために書かなきゃいけないレポート用の本を読んでいて、これが相当読みづらく何ヶ月たっても読み終えられません。早くレポートを書き終えて別の本が読みたい