ハーフ・ザ・スカイ
「ハーフ・ザ・スカイ」
ハーフ・ザ・スカイ――彼女たちが世界の希望に変わるまで/ニコラス D クリストフ
¥1,995
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いやぁ~とんでもない本と出会っちゃったな~
というのが本音です。
WOWOWで、「ハーフ・ザ・スカイ ハリウッドにできること」という、メグ・ライアンとかダイアン・レインが出演するドキュメンタリーを見たのが始まりで、本が出ていることを知って読んでみたわけです。
何かできないか
何から始めたらいいのか
と、マジで頭の中がいっぱいになってしまいます。
で、とりあえずやれることはこの本の紹介かと
「今この時にも、同じ空の下のどこかで、
女性であるがゆえに奪われている命がある。」
という扉から始まり、そういうことがあるのは知っててもあまりにも遠い世界なためにスルーしてきたことが次々に写真付きで紹介されていきます。
性人身売買、虐待、瘻、女性教育、性器切除、強姦...
「瘻」というのは初めて知りました。
難産のために組織が壊死したりして穴「瘻」が開き、尿や便が膣から漏れてつねに失禁している状態になるのだそうです。
先進国では帝王切開で普通に母子ともに助かるのが、途上国では「瘻」になってしまっている人が300万人もいるそうだ。
常に失禁しているので臭いため、隔離されたり、捨てられてしまうという。
性器切除は、元スーパーモデルのワリス・ディリーの
「デザート・フラワー」という映画やドキュメンタリーで知っている人も多いと思いますが、中世ではヨーロッパなんかでも行われていたんですね。
デザート・フラワー [DVD]/リヤ・ケベデ,サリー・ホーキンス,ティモシー・スポール
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何十年もパソコンから文字をインプットしているわけですが、「強姦」とか「性器切除」という単語は、もしかして初めて入力した単語だと思うんです。
キーボードから入力するだけで、文字として目の前に現れるだけでゾッとした嫌な気分になります。
何かしなきゃな....
「今でしょ」
と、頭の中であの人の声が聞こえます